暗号基盤講座
Cryptography Engineering
五十部 研究室
Isobe Laboratory
大阪大学 大学院 情報科学研究科
Graduate School of Information Science and Technology, The University of Osaka
News
2025.11
修了生の中田さん、特任研究員の石川さん、招へい研究員の阪本さん、伊藤 招へい准教授、五十部 教授の論文が国際暗号学会の論文誌IACR Transactions on Symmetric Cryptology (ToSC)に採録されました。
Subhadeep Banik, Tatsuya Ishikawa, Takanori Isobe, Ryoma Ito, Kazuhiko Minematsu, Kazuma Nakata, Mostafizar Rahman and Kosei Sakamoto, "Dialga: A Family of Low-Latency Tweakable Block Ciphers using Multiple Linear Layers"
2025.10
M2の松本さん、特任研究員の田中さん、山下 助教、伊藤 招へい准教授、五十部 教授の論文が国際会議ICISC 2025に採録されました。
Takehiro Matsumoto, Atsushi Tanaka, Kyosuke Yamashita, Ryoma Ito and Takanori Isobe, "Comprehensive Security Analysis of End-to-End Encryption in LINE"
2025.10
コンピュータセキュリティシンポジウム2025で発表した論文がCSS最優秀論文賞とCSS優秀論文賞を受賞しました。
最優秀論文賞:白木 章伍, 木村 隼人, 伊藤 竜馬, 峯松 一彦, 五十部 孝典, "WhatsAppに対する不正デバイス登録攻撃"(全論文276件中2件が受賞) 優秀論文賞:阪本 光星, Subhadeep Banik, Andrea Caforio, 石川 達也, Mostafizar Rahman, 五十部 孝典, "スポンジ構造を基にした超高速かつ低消費電力な認証暗号の設計"
2025.10
岡山で開催されたコンピュータセキュリティシンポジウム2025で8件の論文を発表しました。
2025.09
D1の木村さん、伊藤 招へい准教授、五十部 教授の論文が、国際会議ACSAC 2025に採録されました。
Hayato Kimura, Ryoma Ito, Kazuhiko Minematsu and Takanori Isobe, "Gravity of the Situation: Security Analysis on Rocket.Chat E2EE"
2025.09
D1の白矢さん、特任研究員の石川さん、特任研究員の田中さん、招へい研究員の阪本さん、伊藤 招へい准教授、五十部 教授の論文が国際暗号学会の論文誌IACR Communications in Cryptologyに採録されました。
Takuro Shiraya, Subhadeep Banik, Tatsuya Ishikawa, Ryoma Ito, Mostafizar Rahman, Kosei Sakamoto, Atsushi Tanaka, Shion Utsumi and Takanori Isobe, "Exploring SHA Instructions and Its Application to AES-based Schemes"
2025.09
D1の木村さんの研究課題がJST戦略的創造研究推進事業 ACT-Xに採択されました。
研究領域:「AI 共生社会を拓くサイバーインフラストラクチャ」 研究開発課題: 横断型解析による自動的暗号プロトコル安全性評価基盤 [リンク]
2025.09
M2の橋場さんが、北海道で開催されたインターネットアーキテクチャ研究会で以下の論文を発表しました。
橋場慧志, 岡村真吾, "RPKIを用いた新規セキュリティ技術の導入において発生する不具合の考察"
2025.09
M2の藤田さんと山下 助教の論文が国際会議IWSEC 2025に採録されました。
Yuuki Fujita, Keisuke Hara, Keitaro Hashimoto and Kyosuke Yamashita, "Multi-Designated Verifier Ring Signature: Generic Construction from Standard Primitives"
本研究室では、暗号技術や情報セキュリティを中心に、最先端の研究を行っています。国内外の大学・企業・研究機関と積極的に連携し、理論から実装まで幅広い研究を推進しています。学生は各自独立したテーマを持ち、指導教員や研究仲間と議論しながら、主体的に研究を進める環境が整っています。

Mission
暗号技術は、セキュリティの基盤技術として、安全性を定量的に保証できるだけでなく、 上位レイヤーの対策に依存せず、多様なセキュリティ課題を根本的に解決できる特性を持ちます。 暗号基盤研究室では、この暗号技術を中核に据え、ボトムアップ型のアプローチによる セキュリティ技術の研究開発を推進し、「安全性を定量化できる社会」を実現します。

Vision
暗号技術を基盤とした次世代のセキュリティ基盤を確立し、安心・安全な情報社会を実現することを目標とします。具体的には、以下の3つのビジョンを掲げます。
革新的な暗号技術の創出
Beyond 5G時代や量子コンピュータに対応した先端暗号技術の研究開発を行い、未来のセキュリティ要件に適応する暗号基盤を構築します。
実社会のセキュリティ問題の根本的解決
理論研究と実装技術を両輪で進め、実用的なセキュリティ技術を提供します。産業界との連携を強化し、標準化、OSS(オープンソースソフトウェア)活動などを積極的に進め、研究成果の社会実装を最終目標とします。
次世代のセキュリティ専門家の育成
暗号技術の研究と教育を通じて、最先端の暗号技術を有するセキュリティ人材や、世界をリードする研究者を育成します。

Value
世界トップレベルの研究
トップカンファレンスやジャーナルへの採択を目指し、世界トップレベルの学術的成果を創出します。
オープンイノベーション
産業界、標準化団体、OSSコミュニティ、国内外の研究機関と積極的に連携し、知見や研究成果を 広く共有するとともに、それらを社会へ還元します。
総合的アプローチ
暗号技術を軸に、ネットワーク、OS、ソフトウェア、ハードウェアなど多様な領域の技術を組み合わせる 学際的アプローチにより、セキュリティ課題を根本的に解決します。
Isobe Lab.
大阪大学 大学院 情報科学研究科
マルチメディア工学専攻
暗号基盤講座 五十部研究室
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-5
大阪大学大学院 情報科学研究科 A 棟 3 階
takanori.isobe(at)ist.osaka-u.ac.jp
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